« 付加価値、それは人である。 »
マットン社の経営の中心にあるのは人です。なぜなら同社が受け継いできた財産は人間の手の英知にあるからです。
仕事のそれぞれの部分は、各自の分野の専門技術をもった人々で成り立っています。彼らは、代々受け継がれてきた特異な器用さに結びついたノウハウを育んでいます。このノウハウこそが日々工房の真ん中で代々伝えられているものです。そこでは伝統への尊敬と現代のクリエーションが調和して混ざっているのです。
ジュエリーの一品は、耳を傾け尊重することを皆で表現することから生まれます。互いの仕事の価値をより高め、それぞれの職人が協力し参加することにより、心のこもった魂のあるジュエリーを作ることができます。
こうして、それぞれが各自の専門分野の中で自分の才能や可能性を表現し、ジュエリーを共同で完成させるために自分のビジョンを提案することができるのです。心や振る舞い、そしてまなざしで家族の一員になりたいと願う気持ちによって、マットン社が持つ集団のダイナミズムへの帰属意識の基礎を築くことができるのです。新しい世代が経営陣に入ることにより、新しい組織の形が生まれました。その使命は、職種同士の門戸を開き、グループの中で個人の能力を生かし、あらゆる創作における非常に人間的な大きさを視野に入れることです。今日マットンの工房では、ノウハウの素晴らしさは個人の自己表現と手を携えています。このような力強さはとりわけ社内の職業訓練過程に表れており、職人の参加意欲や貢献意識を高めるのに一役買っています。
この方針のもと、マットン社の意思決定においては、持続可能な発展への挑戦が考慮に入れられています。